アキヅキさま、新入生母親さま
九大生協の専務理事をしております渡邊と申します。保護者の方に不愉快なJCBの対応があったことや心配をさせて申し訳ありません。各諸点について回答させて戴きます。
(1)PCのメール設定が自己のメールソフトで設定していない場合やOUTLOOK、Hotmail等で1度も使用していない場合は、繋がらない場合があるようです。繋がらない場合は、メールアドレスは以下のようになっていますので、直接
へお願い致します。個人情報に関わることは、保護致します。
(2)JCBでの処理の遅れに関しては、全国大学生協連合会に対して5月12日付けにてお詫びと報告という文書が届いております。要旨としては2月が予定より30%申込が多く、3月処理能力を増強したが、計画比50%を超える結果となり大幅に遅れることとなったということです。
(3)ご指摘のJCBの口座振替の記載事項不備の対応状況の調査報告をJCBに対して行います。上記のように全国で発行の遅れのJCB報告(九大生協で120件程)があっており、JCB全体の混乱の問題もある印象もありますので、しかるべき報告要求を検討します。わかり次第、公表致します。全国約15万件の処理、九州1万4千件の受付業務がされており、「アキヅキ」さまの個人特定ができない場合は、事例追求が不十分になる場合はご容赦ください。
(3)仮ミールカードの5月末期限の問題は、組合員が困らないように本カード未着遅れに伴う仮ミールカード使用期間の延長を6月末日まで実施しています。30日より、食堂にて延長手続きを実施しておりますので、ご安心下さい。どんなに遅くても5月までには、仮カードから本カード発行とご本人の生協持参による使用及びデータ履歴異動(仮カードから本カードへ)手続を終了できる予定でしたが、JCB側の不手際で5月末まで発行がかかっているとのことです。その為、上記措置を実施しています。
(4)ミールカードのTUO附帯(クレジット機能)の要請の事情は、以下を参照下さるようお願い致します。尚、「他の生協で・・・九大生協に連絡する」旨の件については、本日時点で、他生協から九大生協及び九州の連合会には連絡が来ていることは確認できていません。各生協は独立していますので、要請の仕方の判断対応は異なっていますのでご理解ください。
(5)九大生協は、ミールカードは今年初めての取り組みで、TUO附帯要請を行いましたが、来年度、カード発行に伴う様々なご意見・ご批判や今年の1年間の実際の組合員の使用事例を集約し、スムーズに利用できる環境を重視した改善検討を行います。今年についても、ミールカードの目的が不規則になりやすく、食事代を削りやすい学生の食生活の健全さを図っていくことと経済的メリットの実現ですので、4月1日利用開始直前に申し込まれた方でTUO附帯申込をしていなかった方やTUOカード発行の遅れ・諸事情で難しい場合は、使って戴くことを優先し、TUO附帯なしでのミールカード発行の個別対応もさせて戴いています。
(6)「昔のような生協カード」に、というご意見につきましては、ICチップ搭載を止めることは考えていません。最大の事情は食堂の混雑問題です。生協店舗の毎日の利用者は約1万5千人規模で、六本松の食堂は約3000人の利用で、席数はホール3つで約900席で昼は30分位に集中する為、大変混雑します。アンケート調査でも組合員の最大の不満は食堂の混雑問題で、レジ精算が最も早いTUOカード、次にICプリペード機能のキャッシュレス精算を呼び掛けてきました。そのため、どうしても必要と判断しています。
(7)生協の役員会は、理事会という名称で25名の理事の内、教職員・常勤役員(2名)以外の学生理事は13名の過半数を占める構成になっており、毎月、生協の営業や政策議論・決定を行っています。店舗での生協を良くするカード、ホームページ掲示板の意見・回答状況や共済給付状況は毎月理事に報告され・検討される運営をしています。
学生主体の組合員ですので、学生のためになるよう誠実に改善努力を続けていきますので、ご理解を切にお願いする次第です。
<ミールカードにTUO附帯をお願いした事情>
(1,)ミールカード加入の方に、TUO(クレジット機能)をお願いしている事情は、顔写真付組合員証カード(ミールカード付)とすることで、不正使用防止の意味があります。九大生協ではミールカード導入は今年からですが、昨年先行した九州の大学生協で、規約告知や購入時注意喚起していたにも関わらず、ミールカード導入の本来の目的からはずれる1枚のカードを複数の方が使いまわす使用が発生し、本人も生協も(使用不可の一定期間のペナルテイ)も辛い思いをした事例が多く報告され、本人自覚形成上と不正使用があった場合のレジ担当者も視認しやすい顔写真付TUOカード附帯を要請した経緯があります。 (日常的には行っている訳ではありません)
(2)もう1つは、カード発行費用の問題です。ミールカードやプリペード、ポイント制のシステム構築の為には、ICチップ搭載がどうしても必要なため費用がかさみ、発送費用を含めると、約700円近くの費用がかかっており、Tuoカード附帯にした場合はカード会社より手数料が入りその分の補填になるという側面もあります。
(3)また、卒業までにほとんどの学生がクレジットカードを保有していることや海外研修等海外では不可欠になる為、全国の大学生協で安心・安全なカードを開発してきました。約70万人の学生が活用されています。TUOカードは、利用限度額を最低5万円までと低めに設定できる(新入生の保護者にとっては安心してもたせられる)、国内キャッシングができない、年会費等カードを所有することでの費用が発生しない等の特徴があります。また、その利用収入の一部は、保護者が病気死亡した場合の学業継続保証のための学生福祉基金に活用させて戴いており、助け合いの意味もあります。