大学生協の食品添加物自主基準についてのお知らせ
九州大学生活協同組合
2009年4月1日に大学生協食品添加物自主基準より改定しました。以降中食材の再点検を進めていましたが、1999年2月12日に登録時に、改訂時に新たに食材に使用しない添加物が記載されておらず、4月時点の点検で使用リストから排除すべき食材を使用していたことが判明しました。
自主基準の厳格適用ができなかったことをお詫びいたします。
判明した食材は、ヤヨイ食品株式会社製造の「デリカメンチカツ110グラム」で、主に九大生協の主菜メニューで「イタリアンメンチカツ」として出食していたものです。自主基準改定した2009年4月1日より、1066食出食していました。出食した食堂は、理農食堂、文系食堂、医系食堂、ビッグさんどメインダイニングです。また、日替わり弁当でも597食提供しています。その他、1月のメインダイニングのグラムバイキングで、7個提供しています。
該当する添加物は、厚生労働省基準では既存添加物として分類される「ラック色素」です。ラック色素は、東南アジアに分布するラックカイガラムシ(雌)の分泌する樹脂状物質を原料とした天然の添加物で、古くから使用されてきたものですが、発ガン性や染色体異常に対しての長期毒性試験が不充分という理由で、昨年4月に使用しない食材として大学生協が分類したものです。一般的には、黄色から赤の色を添加できるため、ジャム、つけもの、清涼飲料水、ハムなどの食肉加工食品、冷凍食品、菓子などに広く使用されています。
今回の判明は、九州地域の大学生協の共同仕入を行っている、大学生協九州事業連合の食材の再点検で判明したものです。食材台帳を再整理ため、新基準に基づきメーカーに成分の再提出を求める中で判明しました。
また、今後、九大生協が自主基準と定めている、添加物の内容につきまして、ホームページにアップしていくこととします。